チラシ作成におすすめのフォント20選|無料・商用可・おしゃれで読みやすい書体を厳選紹介

チラシを作っていると、最後の最後で「なんか素人っぽい」と感じることがあります。写真も入れた。キャッチコピーも考えた。色もそれなりに整えた。それなのに、なぜか安っぽい。そういうとき、原因になりやすいのがフォントです。

フォントは、チラシの第一印象をかなり左右します。高級感を出したいのに丸すぎる書体を使うと軽く見えますし、読みやすさが必要な案内チラシで装飾の強い書体を使うと、肝心の日時や料金が読まれません。

ロロメディア編集部でも、チラシやバナーの相談を受けるとき、最初に見るのは「文字が読めるか」です。デザインがきれいでも、見出しが弱い、本文が読みにくい、価格が目に入らない。この状態だと、反応率は落ちます。

ここでは、無料で使いやすく、商用利用しやすいフォントを中心に、チラシ作成で使いやすい20書体を厳選して紹介します。ただし、フォントの利用条件は変更されることがあるため、実際に使う前には必ず配布元のライセンスを確認してください。

目次

チラシ作成でフォント選びが重要な理由

チラシ作成でフォント選びが重要な理由

チラシのフォントは、ただ文字を表示するためのものではありません。読む順番、印象、信頼感、申し込みや来店への行動まで影響します。

たとえば、整体院のチラシで細すぎる明朝体を使うと、落ち着きは出ますが、料金や予約方法が目立たないことがあります。反対に、法律相談や士業のチラシでポップすぎる丸ゴシックを使うと、親しみは出ても信頼感が弱く見えるかもしれません。

操作説明の前につまずく状況として、印刷会社へ入稿する直前に、担当者から「このフォント、商用利用できますか」と聞かれて手が止まるケースがあります。デザインは完成しているのに、フォントの確認不足で差し替えになる。これ、実務ではかなり痛いです。

チラシではおしゃれさより先に読みやすさを優先する

チラシは、じっくり読む媒体ではありません。ポストで見られる、店頭で手に取られる、イベント会場で一瞬だけ目に入る。つまり、最初の数秒で意味が伝わらないと負けます。

おしゃれなフォントを使いたくなる気持ちはわかります。ですが、見出し、料金、日程、場所、電話番号、QRコード周辺は、まず読みやすさが優先です。

ロロメディア編集部の感覚では、反応が取れるチラシほど、フォント選びが派手ではありません。見出しは強く、本文は読みやすく、注意書きは小さくても潰れない。そういう地味な設計が、結果的に成果につながります。

フォントはチラシの業種イメージを決める

同じ「無料相談受付中」という言葉でも、フォントが変わるだけで印象は変わります。ゴシック体ならはっきりした印象、明朝体なら上品な印象、丸ゴシックなら親しみやすい印象になります。

美容室、塾、飲食店、不動産、整体院、士業、介護施設、セミナー告知。業種によって合うフォントは違います。ここを無視して「なんとなくかわいい」「なんとなく太い」で選ぶと、チラシ全体の印象がズレます。

フォント選びでは、「誰に」「何を」「どんな印象で」伝えたいかを先に決めましょう。若い女性向けのカフェなら柔らかい書体、法人向けセミナーなら読みやすいゴシック体、和菓子や旅館なら明朝体や和風書体が合いやすいです。

チラシ作成で使うフォントの選び方

チラシ作成で使うフォントの選び方

チラシ用フォントを選ぶときは、無料かどうかだけで決めないでください。商用利用できるか、印刷で使えるか、文字が潰れないか、漢字まで揃っているかを見る必要があります。

操作説明の前につまずく状況として、Canvaでチラシを作ってPDF化し、印刷してみたら本文が細くて読みにくい場面があります。画面ではきれいに見えていたのに、紙にすると弱い。フォント選びでは、画面と印刷の差も考える必要があります。

選び方の軸は、次の通りです。

・商用利用できるか
・日本語の漢字が十分に使えるか
・見出しと本文で使い分けやすいか
・印刷しても文字が潰れにくいか
・業種の印象に合っているか
・太さのバリエーションがあるか

この中でも、最初に確認するべきは商用利用です。チラシは基本的に集客や販売促進に使うため、個人利用ではなく商用利用にあたるケースが多いからです。

無料フォントでも商用利用可とは限らない

無料でダウンロードできるフォントでも、商用利用できるとは限りません。個人利用は無料でも、商用利用は有料というフォントもあります。

また、商用利用可でも、ロゴ利用、商標登録、アプリへの組み込み、フォントデータの再配布などは別条件になっている場合があります。チラシに文字として使うだけなら問題ないことが多いですが、念のため配布元の利用規約を確認しましょう。

Google Fontsで提供されている多くのフォントは、オープンフォントライセンスで利用できるものが多く、商用チラシでも使いやすいです。ただし、実際に使うフォントごとにライセンス表示を確認するのが安全です。

見出し用と本文用を分ける

チラシでは、1つのフォントだけで全体を作るより、見出し用と本文用を分けると読みやすくなります。ただし、使いすぎは禁物です。

おすすめは、基本2書体、多くても3書体です。見出しに太いゴシック、本文に読みやすいゴシック、アクセントに丸ゴシックや明朝体を少し使う。このくらいが実務では扱いやすいです。

フォントを5種類も6種類も使うと、チラシ全体が散らかります。手作り感が出すぎて、情報の優先順位もわかりにくくなります。フォントは増やすより、太さとサイズで差をつけるほうがきれいに見えますよ。

チラシ作成におすすめの無料・商用可フォント20選

チラシ作成におすすめの無料・商用可フォント20選

ここからは、チラシ作成で使いやすいフォントを紹介します。無料で使いやすく、商用利用もしやすいものを中心に選んでいます。

ただし、フォントのライセンスは配布元や利用方法によって変わる場合があります。印刷物、広告、ロゴ、看板、商品パッケージなどで使う場合は、必ず公式ページのライセンスを確認してください。

操作説明の前につまずく状況として、納品前に「無料フォントだから大丈夫」と思っていたら、実は商用利用に条件があり、フォントを差し替えることになるケースがあります。制作後の差し替えは、文字詰めや改行まで崩れるため、最初に確認するほうが圧倒的に楽です。

Noto Sans JP

Noto Sans JPは、チラシ本文から見出しまで幅広く使える定番の日本語ゴシック体です。クセが少なく、読みやすく、太さのバリエーションも豊富なので、迷ったときの第一候補になります。

イベント告知、店舗チラシ、セミナー案内、医療、教育、BtoB資料まで、かなり広い範囲で使えます。特に「きちんと見せたいけど、堅すぎるのは避けたい」という場面に向いています。

実務では、本文にRegular、見出しにBoldやBlackを使うとまとまりやすいです。チラシ初心者でも扱いやすく、他のフォントとの相性も良いので、最初に入れておきたい書体です。

Noto Serif JP

Noto Serif JPは、上品さや落ち着きを出したいチラシに向いている明朝体です。和風、教育、士業、セミナー、書籍系、文化イベントのチラシと相性が良いです。

明朝体は細い線があるため、小さすぎる文字には注意が必要です。本文を小さく詰め込むチラシでは、印刷時に線が弱く見えることがあります。

使うなら、見出しや短い説明文に向いています。高級感を出したいキャンペーン名や、和風イベントのタイトルに使うと、チラシ全体がぐっと締まります。

M PLUS 1p

M PLUS 1pは、現代的で読みやすいゴシック体です。Noto Sans JPより少し個性があり、スタイリッシュな印象を出しやすいフォントになります。

美容室、ITサービス、スクール、イベント、若年層向けのチラシに使いやすいです。文字の形がすっきりしているので、見出しにも本文にも使えます。

チラシで使うなら、太めのウェイトをキャッチコピーに使うと印象が強くなります。本文まで全部太くすると重くなるため、本文はRegularやMediumで整えると読みやすいでしょう。

M PLUS Rounded 1c

M PLUS Rounded 1cは、角が丸く、親しみやすい印象を出せる丸ゴシック体です。子ども向け、ファミリー向け、介護、地域イベント、カフェ、教室系のチラシに合います。

丸ゴシックは、柔らかい雰囲気を作れる一方で、使いすぎると幼く見えることがあります。高級商材や士業チラシには少し軽く見えるかもしれません。

使うなら、見出しや吹き出し、キャンペーン文言に向いています。本文はNoto Sans JPなどの読みやすいゴシックにして、アクセントとして使うとバランスが取りやすいです。

BIZ UDPGothic

BIZ UDPGothicは、読みやすさを重視したゴシック体です。UDはユニバーサルデザインのことで、多くの人に読みやすいよう配慮された書体を指します。

高齢者向けの案内、行政系のチラシ、医療・介護、社内掲示、説明会資料などに向いています。おしゃれさよりも、情報を正確に伝える場面で強いフォントです。

特に、注意事項や申込方法、電話番号、日時など、読み間違いを避けたい部分に使いやすいです。デザイン性より可読性を優先するチラシでは、かなり頼れます。

BIZ UDPMincho

BIZ UDPMinchoは、読みやすさに配慮された明朝体です。上品さと可読性を両立したい場面で使いやすいフォントになります。

通常の明朝体は細くなりすぎることがありますが、UD系の明朝体は視認性を意識して作られているため、案内文にも使いやすいです。文化講座、士業、教育、行政、講演会などに合います。

ただし、小さい文字を詰め込むならゴシック体のほうが安全です。BIZ UDPMinchoは、見出しや短い紹介文、落ち着いた雰囲気を出したい部分に使うと効果的です。

Zen Kaku Gothic New

Zen Kaku Gothic Newは、すっきりした現代的なゴシック体です。読みやすさがありながら、少し洗練された印象を作れます。

店舗チラシ、サービス紹介、採用イベント、セミナー、Web系の案内に向いています。Noto Sans JPより少し雰囲気を変えたいときに使いやすいです。

チラシでは、見出しに太め、本文に通常ウェイトを使うと統一感が出ます。シンプルで今っぽいデザインにしたいとき、かなり使いやすいフォントです。

Zen Maru Gothic

Zen Maru Gothicは、やさしく丸みのある日本語フォントです。M PLUS Rounded 1cよりも少し落ち着いた印象で、親しみやすさを出しつつ、子どもっぽくなりすぎないのが魅力です。

保育園、学習塾、地域イベント、カフェ、ハンドメイド系、女性向けサービスなどに合います。やわらかい印象を出したいけれど、手書き風までは崩したくないときに便利です。

見出しや小見出しに使うと、紙面が柔らかくなります。本文全体に使う場合は、行間をやや広めにすると読みやすくなります。

Zen Old Mincho

Zen Old Minchoは、クラシックで落ち着いた雰囲気の明朝体です。和風、高級感、文化的な印象を出したいチラシに向いています。

日本料理、和菓子、旅館、茶道、書道、着物、伝統文化イベントなどで使うと雰囲気が出ます。単に古風なだけではなく、品のある印象を作りやすい書体です。

ただし、本文を小さく詰める用途には向きません。タイトルやキャッチコピーで使い、詳細情報はゴシック体で補うと読みやすくなります。

Kosugi Maru

Kosugi Maruは、シンプルで読みやすい丸ゴシック体です。親しみやすさがありつつ、装飾が強すぎないため、チラシでも扱いやすいです。

地域イベント、子ども向け教室、カフェ、雑貨店、健康系サービスなどに向いています。柔らかさを出したいけれど、可愛くなりすぎるのは避けたい場合にちょうどいいです。

見出し、価格表示、短い説明文に使うと、雰囲気がやさしくなります。本文に使う場合は、文字サイズを小さくしすぎないようにしてください。

Sawarabi Gothic

Sawarabi Gothicは、軽やかで読みやすい日本語ゴシック体です。シンプルでクセが少なく、チラシ本文にも使いやすいフォントになります。

Noto Sans JPほど定番感を出したくないときや、少し柔らかい印象にしたいときに便利です。小規模店舗、教室、イベント、サークル告知などに合います。

ただし、太さのバリエーションが限られる場合があるため、見出しで強いインパクトを出すには別フォントと組み合わせるとよいでしょう。本文用として使うと安定します。

Sawarabi Mincho

Sawarabi Minchoは、やわらかい印象の明朝体です。一般的な明朝体よりも少し親しみやすく、文化系や落ち着いたチラシに使えます。

短歌、俳句、文学イベント、和風カフェ、ハンドメイド作品展、講演会などに向いています。派手さはありませんが、雰囲気を作る力があります。

本文に使う場合は、印刷時に細くなりすぎないか確認しましょう。タイトルや短い紹介文に使うと、上品で読みやすいチラシになります。

Shippori Mincho

Shippori Minchoは、品のある明朝体で、上質な印象を出したいチラシに向いています。和風だけでなく、文学的、上品、落ち着いた雰囲気にも合います。

旅館、和食店、茶道教室、展覧会、講演会、ブライダル系の案内にも使いやすいです。キャッチコピーに使うと、紙面の印象が一気に大人っぽくなります。

ただし、情報量の多いチラシで全体に使うと読みにくくなる場合があります。見出しやタイトルで使い、詳細はゴシック体で補う組み合わせが実務的です。

Klee One

Klee Oneは、手書きのような温かさと読みやすさを持つフォントです。手作り感や親しみを出したいチラシに向いています。

ワークショップ、料理教室、手芸、子ども向けイベント、地域活動、個人サロンなどで使いやすいです。機械的な印象を避けたいときに役立ちます。

ただし、手書き風フォントは長文に使うと読みづらくなることがあります。見出し、吹き出し、短いメッセージに使い、本文は読みやすいゴシック体にするときれいです。

Kiwi Maru

Kiwi Maruは、丸みがありながら少し個性的なフォントです。かわいさと落ち着きの中間にあるような雰囲気で、カジュアルなチラシに使えます。

雑貨店、カフェ、マルシェ、ワークショップ、親子イベントなどに向いています。手作り感は欲しいけれど、崩しすぎたくないときに便利です。

アクセントとして使うと、チラシに温度が出ます。全体に使うより、タイトルやポイント見出しで使うほうがまとまりやすいでしょう。

Dela Gothic One

Dela Gothic Oneは、太くてインパクトのあるゴシック体です。目立つ見出しやキャンペーン文字に向いています。

セール、イベント告知、限定キャンペーン、学園祭、ライブ告知、飲食店のキャンペーンなど、強く見せたい場面で使えます。遠くから見ても目に入りやすいのが魅力です。

ただし、本文には向きません。すべてを太くすると圧が強くなり、読みにくくなります。「限定」「本日限り」「参加無料」など、短い言葉に絞って使うと効果的です。

DotGothic16

DotGothic16は、ドット風のレトロな雰囲気を持つフォントです。ゲーム、レトロイベント、サブカル系、ポップなキャンペーンに向いています。

かなり個性が強いため、通常の店舗チラシや法人向けチラシには合わないこともあります。ただ、テーマが合えば一瞬で世界観を作れます。

使うなら、見出しや装飾的な一言に限定しましょう。本文に使うと読みづらくなるため、情報伝達部分は別のゴシック体にするのが安全です。

Hachi Maru Pop

Hachi Maru Popは、手書き風でかわいらしい印象のフォントです。子ども向けイベント、ポップな告知、手作り感のあるチラシに向いています。

ただし、かわいさが強い分、使いどころを選びます。士業、不動産、医療、法人向けセミナーなどでは、信頼感が弱く見える可能性があります。

使うなら、吹き出しや「おすすめ」「楽しい」「親子で参加」などの短い表現に向いています。タイトル全体に使う場合は、可読性を必ず確認してください。

Yomogi

Yomogiは、手書き感のあるやさしいフォントです。自然体で温かい印象を出したいチラシに合います。

地域活動、手作り市、ヨガ、料理教室、親子イベント、個人サロンなどで使いやすいです。かしこまりすぎない雰囲気を出せます。

ただし、細さや手書き感があるため、小さい文字には不向きです。見出しや短いメッセージに使い、日程や住所などの重要情報は読みやすいゴシック体にしましょう。

Kaisei Decol

Kaisei Decolは、少し装飾性があり、個性的で上品な印象を出せるフォントです。レトロ、文学、和風、アート系のチラシに向いています。

展覧会、雑貨店、ブックイベント、カフェ、ワークショップなどで使うと雰囲気が出ます。普通の明朝体では少し硬いけれど、手書き風では軽すぎる。そんなときに使いやすいです。

使い方としては、タイトルや小見出し向きです。本文まで全体に使うとやや個性が強くなるため、読みやすい本文フォントと組み合わせるとよいでしょう。

業種別におすすめのフォントを選ぶコツ

業種別におすすめのフォントを選ぶコツ

フォントは単体で選ぶより、業種に合わせて選ぶほうが失敗しにくいです。チラシは「誰に見せるか」で正解が変わります。

操作説明の前につまずく状況として、美容室のチラシなのに太いゴシックだけで作ってしまい、あとから「なんか工事現場の案内っぽい」と感じるケースがあります。逆に、建設会社のチラシで細い明朝体だけを使うと、力強さが出ません。

業種ごとに、読者が期待する印象があります。その期待から大きく外さないことが大切です。

飲食店のチラシに合うフォント

飲食店では、料理の雰囲気に合わせて選びます。ラーメン店や居酒屋なら太いゴシックや勢いのある書体、カフェなら丸ゴシックや手書き風、和食店なら明朝体や和風フォントが合います。

たとえば、ランチキャンペーンならDela Gothic Oneで「本日限定」を目立たせ、詳細はNoto Sans JPで整えると見やすいです。カフェならZen Maru GothicやKiwi Maruを使うと、やわらかい印象になります。

飲食店チラシで重要なのは、価格とメニュー名の読みやすさです。雰囲気を出しすぎて、何がいくらなのかわからないチラシは反応が落ちます。

美容・サロン系のチラシに合うフォント

美容室、ネイル、エステ、整体、リラクゼーションでは、清潔感と読みやすさが大切です。Noto Sans JP、Zen Kaku Gothic New、Noto Serif JP、Shippori Minchoあたりが使いやすいです。

高級感を出したいなら明朝体、親しみを出したいなら丸ゴシック、今っぽさを出したいなら細めのゴシックが合います。ただし、細すぎるフォントは印刷で弱く見えるので注意してください。

特にサロン系では、メニュー価格や予約方法が小さくなりがちです。デザイン優先で文字を細くすると、読者が行動できません。おしゃれでも読めないチラシは、集客では不利です。

塾・教室・セミナーのチラシに合うフォント

塾や教室、セミナーのチラシでは、信頼感とわかりやすさが必要です。Noto Sans JP、BIZ UDPGothic、M PLUS 1pが使いやすいです。

子ども向けの教室なら、Zen Maru GothicやM PLUS Rounded 1cも合います。大人向けセミナーなら、見出しにNoto Sans JPのBold、本文にRegularを使うと安定します。

教育系のチラシでは、親が読むことを前提にしてください。かわいさだけでなく、日時、対象学年、料金、申込方法がすぐわかる構成が重要です。

士業・法人向けチラシに合うフォント

士業や法人向けチラシでは、信頼感が最優先です。Noto Sans JP、BIZ UDPGothic、Noto Serif JP、BIZ UDPMinchoが向いています。

派手な手書き風やポップなフォントは避けたほうが無難です。親しみを出したい場合でも、丸ゴシックを少し使う程度にとどめるとよいでしょう。

法人向けでは、読みやすさと整った印象が成果に直結します。資料請求や無料相談につなげるなら、勢いより安心感です。

チラシでフォントを組み合わせる実務ルール

チラシでフォントを組み合わせる実務ルール

フォントは、選ぶだけでなく組み合わせが重要です。良いフォントを使っても、組み合わせが悪いと紙面が散らかります。

操作説明の前につまずく状況として、見出し、本文、価格、吹き出し、注意書きで全部違うフォントを使い、完成後に「なんかまとまりがない」と焦るケースがあります。フォントは増やせばおしゃれになるわけではありません。

実務では、2種類から3種類に絞るのが基本です。

基本はゴシック体を軸にする

チラシ初心者なら、まずゴシック体を軸にしてください。見出しも本文も読みやすく、印刷でも安定しやすいからです。

たとえば、Noto Sans JPを本文に使い、見出しだけDela Gothic OneやZen Maru Gothicにする。これだけで十分デザインらしくなります。

ゴシック体は、情報量が多いチラシに向いています。日時、場所、料金、電話番号など、正確に読ませたい情報が多い場合は、まずゴシックを選びましょう。

明朝体は高級感や落ち着きを出す部分に使う

明朝体は、チラシ全体を上品に見せたいときに便利です。ただし、細い線があるため、小さい文字には注意が必要です。

おすすめは、タイトルやキャッチコピーに明朝体を使い、本文はゴシック体にする組み合わせです。たとえば、タイトルにNoto Serif JP、本文にNoto Sans JPを使うと、上品さと読みやすさを両立できます。

明朝体を使うときは、余白も大切です。文字を詰め込みすぎると、せっかくの上品さが消えてしまいます。

チラシでフォントを使うときの注意点

チラシでフォントを使うときの注意点

フォント選びで失敗しやすいのは、デザイン画面だけで判断することです。チラシは印刷物なので、紙に出したときに読めるかが重要になります。

操作説明の前につまずく状況として、入稿前のPDFでは問題なかったのに、印刷してみたら住所や注意書きが細すぎて読みにくい場面があります。画面上の見た目は拡大できますが、紙は拡大できません。

印刷前には、必ず実寸で確認しましょう。A4ならA4サイズで出力し、実際の距離で読めるか見てください。

小さい文字に装飾フォントを使わない

装飾フォントは、見出しや短いコピーには効果的です。ただし、小さい文字に使うと一気に読みにくくなります。

特に、手書き風、ドット風、極太フォント、細い明朝体は注意が必要です。住所、電話番号、注意事項、申込条件には使わないほうが安全です。

読者が行動するために必要な情報ほど、普通の読みやすいフォントを使いましょう。チラシの目的は、見てもらうことではなく、動いてもらうことです。

商用利用と再配布の違いを理解する

商用利用可のフォントでも、フォントファイルそのものを第三者に渡す行為は制限されることがあります。チラシに文字として使うことと、フォントデータを配布することは別です。

たとえば、印刷会社や外部デザイナーにデータを渡す場合、アウトライン化したPDFで入稿するのか、フォントファイルを共有するのかで条件が変わります。フォントファイルをそのまま送るのは避けたほうが安全です。

実務では、印刷用PDFにフォントを埋め込むか、アウトライン化して入稿することが多いです。使うツールや印刷会社の入稿ルールに合わせて確認してください。

CanvaやPowerPointでチラシを作るときのフォント注意点

CanvaやPowerPointでチラシを作るときのフォント注意点

チラシ作成は、Adobe Illustratorだけでなく、CanvaやPowerPointで行う人も増えています。手軽に作れる反面、フォントまわりでつまずくことがあります。

操作説明の前につまずく状況として、PowerPointで作ったチラシを別のPCで開いたら、フォントが置き換わってデザインが崩れるケースがあります。提出直前にこれが起きると、かなり焦ります。

ツールごとに、フォントの扱いを理解しておきましょう。

Canvaでは利用できるフォントと商用条件を確認する

Canvaには多くのフォントが入っていますが、利用条件はCanvaのライセンスや素材の種類によって変わることがあります。無料プランと有料プランで使える素材も違います。

Canvaでチラシを作る場合は、フォントだけでなく、写真やイラスト素材の商用利用条件も確認してください。フォントは問題なくても、使った素材に制限がある場合があります。

また、入稿用にはPDF印刷形式で書き出すのがおすすめです。文字化けやズレを防ぐため、印刷会社の推奨形式を確認しましょう。

PowerPointでは別PCでのフォント置き換えに注意する

PowerPointでチラシを作る場合、使ったフォントが別のPCに入っていないと置き換わることがあります。これにより、改行位置や文字サイズが崩れます。

対策としては、PDFで書き出して確認することです。編集データを渡す必要がある場合は、相手のPCにも同じフォントがあるか確認してください。

ビジネス現場では、PowerPointでチラシを作ることも珍しくありません。だからこそ、フォントは特殊すぎるものより、環境差が出にくいものを選ぶと安全です。

チラシの反応率を上げるフォントの使い方

チラシの反応率を上げるフォントの使い方

フォントは見た目だけでなく、反応率にも影響します。読者がどこを見ればいいか、何をすればいいかをフォントで誘導できるからです。

操作説明の前につまずく状況として、キャンペーンチラシを作ったのに、問い合わせ先が目立たず、見た人が行動できないケースがあります。キャッチコピーは大きいのに、電話番号や申込QRが弱い。これではもったいないです。

反応率を上げるには、文字の役割を分けましょう。

キャッチコピーは太く短くする

チラシのキャッチコピーは、短く、太く、遠くからでも読めるようにします。Dela Gothic OneやNoto Sans JPのBlackなど、強いフォントが向いています。

ただし、長い文章を太字にすると読みにくくなります。「初回無料」「本日限定」「参加者募集中」など、短い言葉に絞ると効果的です。

キャッチコピーの目的は、読者を止めることです。止めたあとに、本文や詳細で納得してもらいます。最初から全部説明しようとしないほうが、チラシは見やすくなります。

本文は普通のフォントで安心させる

本文は、奇抜さより読みやすさです。Noto Sans JP、BIZ UDPGothic、M PLUS 1pのような安定したフォントを使いましょう。

読者が比較検討する部分、料金、サービス内容、日時、場所などは、普通に読めることが重要です。ここで個性的なフォントを使うと、情報が入ってきにくくなります。

デザインに慣れていない人ほど、本文までおしゃれにしようとします。でも、本文は地味でいいです。読めることが、いちばん強いです。

まとめ

まとめ

チラシ作成では、フォント選びが見た目だけでなく、読みやすさや反応率に大きく関わります。おしゃれなフォントを選ぶ前に、まず商用利用できるか、印刷で読めるか、業種の印象に合うかを確認してください。

迷ったら、本文にはNoto Sans JP、BIZ UDPGothic、M PLUS 1pのような読みやすいゴシック体を使うのがおすすめです。見出しやアクセントには、Dela Gothic One、Zen Maru Gothic、Noto Serif JP、Shippori Minchoなどを組み合わせると、チラシらしい印象を作れます。

フォントは多くても2種類から3種類に絞りましょう。見出し、本文、アクセントの役割を分けるだけで、チラシはかなり見やすくなります。

また、無料フォントでも必ずライセンスを確認してください。商用利用可でも、ロゴ利用、再配布、フォントファイル共有、アプリ組み込みなどは条件が異なる場合があります。チラシに使う前に、配布元の公式情報を見る習慣をつけると安心です。

チラシは、かっこよく作るだけでは成果につながりません。読者が見て、理解して、行動できることが大切です。フォントはそのための道具です。派手さより、読みやすさ。個性より、伝わりやすさ。そこを押さえると、チラシの完成度は一気に上がります。

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