生成AIでキャラクターの全身イラストを作ろうとして、「顔は良いのに足先が切れる」「上半身だけになる」「広告に使いたいのに背景がごちゃごちゃする」と止まったことはありませんか。
特に立ち絵や広告素材を作りたいときは、ただ「全身」「full body」と入れるだけでは安定しません。生成AIは、顔や上半身を大きく見せる構図を作りやすいため、足元まで入れたい場合は、構図、余白、カメラ距離、背景、ポーズまで指示する必要があります。
ロロメディア編集部でも、記事アイキャッチや広告ラフ、SNS投稿用のキャラクター素材を作るときに、最初は「いい感じの女性キャラ、全身」で失敗することがありました。見た目はきれいでも、足が切れていたり、文字を載せる余白がなかったり、LPのファーストビューに使いづらい画像になるんです。
全身イラストを安定して出すコツは、プロンプトを長くすることではありません。「全身が入る構図」「用途に合う余白」「ポーズの制御」「広告素材として使いやすい背景」を順番に指定することです。ここでは、生成AIで全身イラストを作るためのおすすめプロンプトと、立ち絵・広告素材・SNS用に使うための具体的な調整方法を解説します。
生成AIで全身イラストが出ない原因は構図指定が弱いこと

生成AIで全身イラストが出ないとき、原因は「全身」という単語が足りないからではありません。
多くの場合、構図の指定が弱いことが原因です。AIは、顔や表情、服装など目立つ要素を優先して描きやすいため、何も指定しないと上半身寄りの画像になりがちです。特にスマホ用の縦長画像やSNS向けの画像では、顔が大きく映る構図になりやすく、足先まで入らないことがあります。
「全身」だけでなくカメラ距離を指定する
全身を出したいときは、「全身」だけでなく、カメラがどれくらい離れているかを指定します。
プロンプトでは、「head to toe」「full body」「standing pose」「entire body visible」「feet visible」「wide shot」などを組み合わせると安定しやすくなります。日本語で書くなら、「頭から足先まで入る」「足元まで見える」「全身が画面内に収まる」「少し引きの構図」と入れると伝わりやすいです。
最初に使いやすい型は、次のようになります。
| 目的 | 入れるべき表現 |
|---|---|
| 足先まで入れたい | 頭から足先まで、足元まで見える |
| 立ち絵にしたい | 正面向き、自然な立ち姿、全身立ち絵 |
| 広告に使いたい | 背景はシンプル、左右に余白、文字を載せやすい |
| 切れを防ぎたい | 画面内に全身が収まる、靴まで見える |
この表の言葉をそのまま入れるだけでも、出力は変わります。
大事なのは、AIに「顔を大きく描くより、全身を収めることを優先してほしい」と伝えることです。プロンプト内で優先順位を明確にすると、足切れや上半身化を防ぎやすくなります。
背景を複雑にすると全身が崩れやすい
全身イラストを安定させたいなら、最初は背景をシンプルにしてください。
背景に「街並み」「カフェ」「未来都市」「豪華なオフィス」などを入れると、AIは背景にも情報量を使います。その結果、キャラクターが小さくなりすぎたり、足元が背景に埋もれたり、広告素材として切り抜きにくくなったりします。
最初に作るべきなのは、完成画像ではなく、使いやすい素材です。
全身イラストを安定して出す基本プロンプト

全身イラストを出すときは、プロンプトを「人物」「構図」「服装」「ポーズ」「背景」「用途」の順番で組み立てると安定します。
いきなり雰囲気から書くと、AIがどこを優先すればいいか迷います。特に広告素材や立ち絵では、見た目の美しさより、後で使える構図になっているかが重要です。
朝の制作前に「今日中に広告ラフを出さなきゃ」と焦って、なんとなくプロンプトを打つ。何枚生成しても顔アップばかりで、バナーに配置できない。結局、画像を切り貼りして無理やり使う。こうなると、制作時間がどんどん溶けます。
そのまま使える基本プロンプト
まずは、次の型を使ってください。
「20代の日本人女性キャラクター、清潔感のあるビジネスカジュアル、正面向きで自然に立っている、頭から足先まで全身が画面内に収まる、靴まで見える、少し引きの構図、シンプルな白背景、広告素材として使いやすい、左右に余白、明るく親しみやすい表情、イラスト調、高品質」
英語で使う場合は、次のような形です。
このプロンプトのポイントは、「全身」「足先」「引きの構図」「余白」を同時に指定していることです。
ただの「full body」だけでは、AIが上半身を大きく描くことがあります。そこで、「head to toe」「feet visible」「wide shot」を重ねて、全身が必要だと強めに伝えます。
全身イラスト用プロンプトの構成
プロンプトは、毎回ゼロから考えなくて大丈夫です。
次の順番で埋めると、立ち絵にも広告素材にも使いやすくなります。
| 項目 | 入れる内容 |
|---|---|
| 人物 | 年齢、性別、雰囲気、職業 |
| 構図 | 全身、足元まで、引きの構図 |
| 服装 | スーツ、制服、カジュアル、作業着 |
| ポーズ | 正面、斜め、手を振る、腕を組む |
| 背景 | 白背景、淡色背景、オフィス、店舗 |
| 用途 | 立ち絵、広告、SNS、LP素材 |
この順番で作ると、プロンプトが散らかりません。
特に「用途」を入れるのが大事です。AIにとって、立ち絵なのか、ポスターなのか、広告素材なのかで最適な構図が変わります。広告素材なら余白が必要ですし、立ち絵なら背景よりキャラクターの輪郭が重要になります。
立ち絵に使いやすい全身イラストのプロンプト

立ち絵は、背景に頼らずキャラクター単体で成立する必要があります。
そのため、ポーズ、服装、表情、輪郭の見やすさが重要です。背景を凝りすぎると、後から切り抜きづらくなります。ゲーム、YouTube、LP、資料、SNSアイコンの展開を考えるなら、最初はシンプルな立ち絵として作るのがおすすめです。
キャラクター紹介ページを作る前日に、全身立ち絵を出そうとして背景付き画像ばかり出る。人物は良いけれど、足元に影や小物が重なって切り抜けない。結局、背景除去で輪郭が汚くなり、素材として使いにくくなる。立ち絵制作では、この失敗がかなり痛いです。
正面立ち絵のおすすめプロンプト
正面立ち絵を作るなら、次のプロンプトが使いやすいです。
広告やLPに流用するなら、少し親しみやすさを足します。
このとき、ポーズを複雑にしすぎないことが重要です。
「ジャンプしている」「大きく振り向く」「腕を大きく広げる」などのポーズは、手足が崩れやすくなります。立ち絵は、自然に立つ、片手で案内する、軽く微笑むくらいが安定します。
立ち絵で避けたいプロンプト
立ち絵では、次のような指示は避けたほうが安全です。
| 避けたい指示 | 起きやすい問題 |
|---|---|
| ダイナミックなポーズ | 手足が崩れやすい |
| 複雑な背景 | 切り抜きにくい |
| 極端なローアングル | 足や顔の比率が崩れる |
| 小物を大量に持たせる | 指や持ち物が破綻しやすい |
もちろん、演出として使うなら問題ありません。
ただし、最初に作る基本立ち絵では避けましょう。基準となる立ち絵を1枚作り、その後に表情差分やポーズ差分を作るほうが、制作が安定します。
広告素材に使いやすい全身イラストのプロンプト

広告素材では、キャラクターの見栄えだけでなく、文字を載せる余白が重要です。
バナーやLPに使う場合、画像の左右どちらかにキャラクターを置き、反対側にコピーやボタンを入れることが多いです。そのため、最初から「右側に人物」「左側に余白」などの指定を入れておくと、後工程が楽になります。
広告提出の直前に、人物が中央に大きく配置された画像しかなく、キャッチコピーを載せる場所がない。文字を重ねると顔や服にかぶり、デザインが読みにくくなる。こうなると、画像自体は良くても広告素材としては使いづらいです。
バナー向け全身イラストのプロンプト
広告バナー用なら、次のように指定します。
「広告バナー用の全身イラスト、右側に人物を配置、左側に大きな余白、20代の女性キャラクター、明るい表情、ビジネスカジュアル、頭から足先まで見える、靴まで画面内に入る、自然な立ち姿、片手で左側の空白を案内している、シンプルな淡い背景、文字を載せやすい、清潔感のあるデザイン」
英語なら、こう使えます。
ポイントは、「右側に人物」「左側に余白」と明確に書くことです。
AIによっては完全に位置指定できないこともありますが、入れないよりはかなり意図に近づきます。広告素材では、人物だけでなく、文字を置く場所まで作る意識が必要です。
LPファーストビュー向けプロンプト
LPのファーストビューで使うなら、少し横長の構図を意識します。
「Webサイトのファーストビュー用イラスト、右側に全身の女性キャラクター、左側に見出しとボタンを置ける余白、信頼感のある表情、清潔感のあるスーツ、頭から足先まで表示、靴まで見える、背景は明るいオフィス風だがシンプル、情報量は少なめ、広告デザインに使いやすい」
LP用では、背景を完全な白にするより、薄いオフィスや淡いグラデーションが使いやすいこともあります。
ただし、背景を入れすぎると文字が読みにくくなります。「情報量は少なめ」「文字を載せやすい」と入れて、広告素材としての使いやすさを優先しましょう。
足先まで切れないようにするプロンプトのコツ

全身イラストで最も多い悩みが、足先の切れです。
顔、服、上半身は良いのに、靴だけ見えない。足首で切れる。片足だけ画面外に出る。広告や立ち絵では、これだけで使いづらくなります。
足先が切れる原因は、AIが人物を画面いっぱいに配置しようとするからです。特に「美しい」「高品質」「詳細」などの言葉を強く入れると、顔や服のディテールを見せようとして寄りの構図になることがあります。
足先を入れるなら余白も同時に指定する
足先まで入れたいなら、「靴まで見える」だけでなく「上下に余白がある」と入れてください。
おすすめの表現は次の通りです。
| 入れる表現 | 目的 |
|---|---|
| 頭上と足元に少し余白 | 画面端で切れるのを防ぐ |
| 全身が画面中央に収まる | 人物のはみ出し防止 |
| 靴まで完全に表示 | 足先切れ対策 |
| 少し引きのカメラ | 上半身アップ防止 |
| full body, head to toe, feet visible | 英語プロンプト用 |
プロンプト例は次のようになります。
「頭から足先まで完全に画面内に収まる全身イラスト、靴まで見える、頭上と足元に少し余白、人物は画面中央、少し引きの構図、自然な立ち姿、白背景、切り抜きしやすい」
このように、切れないための指示を重ねます。
「全身」と書くだけでは、AIによっては膝上でも全身に近いと解釈することがあります。靴、足元、余白まで具体化してください。
縦長画像でも余白を作る
縦長画像にすると、全身が入りやすいと思うかもしれません。
確かに横長よりは入りやすいです。ただ、縦長でも人物を大きく描きすぎると足先が切れます。特にスマホ広告用に縦長で作る場合は、上下の余白指定が欠かせません。
「9:16の縦長構図、全身が中央に収まる、頭上と足元に余白、靴まで表示」と入れると、素材として扱いやすくなります。
手足や指の崩れを減らすプロンプト

生成AIのイラストで気になるのが、手足や指の崩れです。
全身イラストでは、顔だけでなく手、指、足、靴、姿勢まで見えるため、破綻が目立ちやすくなります。特に広告素材では、少しの違和感でも信頼感が下がります。
バナー案を社内確認に出したとき、パッと見は良いのに、よく見ると指が6本ある。提出前に気づいて差し替えになり、デザイン全体を組み直す。生成AI素材を使う現場では、こういう手戻りが起きがちです。
複雑な手のポーズを避ける
手の崩れを減らすには、最初から複雑なポーズを避けるのが早いです。
ピース、細かい指差し、両手で小物を持つ、指を絡める、スマホを操作するなどは崩れやすくなります。広告素材なら、手を自然に下ろす、片手で軽く案内する、腕を軽く組むくらいが安定します。
プロンプトには、次のように入れます。
「自然な手の形、指がはっきりしすぎない、片手を軽く上げる、もう片方の手は自然に下ろす、複雑な手のポーズは避ける」
ただし、完全に崩れを防げるわけではありません。生成後に必ず手足を拡大して確認してください。
足元と靴はシンプルにする
全身イラストでは、靴のデザインも崩れやすい部分です。
複雑なブーツ、紐が多いスニーカー、装飾の多いヒールなどは、左右差が出やすくなります。立ち絵や広告素材では、シンプルなパンプス、ローファー、スニーカーを指定したほうが安定します。
プロンプト例は次の通りです。
「シンプルな黒いパンプス、左右対称、足元まで自然、靴の形が崩れていない、清潔感のある足元」
足元は見落とされやすいですが、全身素材ではかなり大事です。特にビジネス向け広告や採用広告では、靴が崩れていると違和感が出ます。
広告素材で使うための余白と背景の指定方法

生成AIで作った画像を広告に使う場合、背景の作り方が成果物の使いやすさを左右します。
背景がきれいでも、文字が読めなければ広告には向きません。人物の周りに小物が多すぎると、バナー化したときにごちゃつきます。広告では、情報量を減らす勇気が必要です。
制作現場でよくあるのが、「画像単体では映えるけれど、広告にすると使えない」素材です。人物、背景、小物、光、文字が全部主張してしまい、結局何を見せたいのかわからなくなるんです。
文字を載せる場所を先に決める
広告素材を生成する前に、文字をどこに載せるか決めてください。
左にキャッチコピーを置くなら、人物は右。上に見出しを置くなら、上部に余白。中央にボタンを置くなら、人物を左右どちらかへ寄せる。この設計をプロンプトに入れます。
使いやすい指示は次の通りです。
| 使いたい配置 | プロンプト例 |
|---|---|
| 左に文字 | 右側に人物、左側に広い余白 |
| 右に文字 | 左側に人物、右側に広い余白 |
| 上に文字 | 下側に人物、上部に余白 |
| 中央に文字 | 人物は端に配置、中央に空白 |
広告画像は、最初からデザインの一部として生成するのがコツです。
あとで無理やり文字を載せるより、生成時点で余白を作ったほうが自然に仕上がります。
背景は薄く明るくシンプルにする
広告素材の背景は、薄く明るくシンプルにしましょう。
特にWeb広告やSNS広告では、スマホ画面で一瞬しか見られません。背景の情報量が多いと、人物や文字が埋もれます。
おすすめは、「淡いグラデーション」「白背景」「薄いベージュ」「明るいオフィス風」「抽象的な背景」です。
プロンプト例は次の通りです。
「背景は淡いベージュのグラデーション、装飾は少なめ、文字を載せやすい、人物の輪郭がはっきり見える、広告素材向け」
背景に具体的な場所を入れる場合も、情報量を抑えます。「カフェ」なら「シンプルでぼかしたカフェ背景」、「オフィス」なら「明るく整理されたオフィス背景、細部は控えめ」と入れると使いやすくなります。
業種別に使える全身イラストのプロンプト例

全身イラストは、業種によって見せ方が変わります。
美容、採用、教育、士業、EC、店舗広告では、同じ全身キャラクターでも服装や表情、ポーズが違います。業種に合わない素材を使うと、広告の信頼感が落ちます。
たとえば高単価の美容エステ広告なのに、キャラクターが安っぽいポップ調すぎる。逆に、子ども向け教室なのに硬いスーツ姿で親しみがない。こういうズレは、クリック率や問い合わせ率に影響します。
美容サロン向けプロンプト
美容サロンでは、清潔感、やわらかさ、上品さが大事です。
「美容サロンの広告素材用、20代後半から30代の女性スタッフ風キャラクター、白いサロン制服、上品でやさしい笑顔、全身立ち絵、頭から足先まで表示、靴まで見える、片手で案内している、右側に人物、左側に余白、淡いピンクベージュの背景、清潔感のあるイラスト」
このプロンプトでは、スタッフ感を出しつつ、広告の余白も確保しています。
採用広告向けプロンプト
採用広告では、信頼感と働くイメージが重要です。
「採用広告用の全身イラスト、明るい表情の若手社員キャラクター、オフィスカジュアル、自然に立っている、頭から足先まで全身が収まる、靴まで見える、姿勢が良い、前向きで親しみやすい雰囲気、背景は明るいオフィス風だがシンプル、右側に人物、左側に求人コピーを入れる余白」
採用広告では、笑顔が強すぎると不自然になることがあります。
「自然な笑顔」「前向きな表情」「親しみやすい」くらいにしておくと、誠実な印象になります。ポーズも、ガッツポーズより自然な立ち姿のほうが使いやすいです。
士業・コンサル向けプロンプト
士業やコンサル系では、落ち着きと信頼感が必要です。
この場合、小物は増やしすぎないほうが安全です。
資料を持たせる程度なら使いやすいですが、ペン、ノートPC、書類、グラフなどを同時に入れると、手元が崩れやすくなります。
生成AIで作った全身イラストを広告素材に加工する手順

特に、余白調整、背景除去、色味調整、文字配置、サイズ展開は必要です。生成AIで出した画像は素材の入口であり、完成広告ではありません。
広告制作の締切前に、生成した画像をそのまま貼ってみたら、文字が読みにくい。人物の位置が微妙で、スマホ表示だと顔が小さい。画像自体は悪くないのに、広告として弱い。こういうときは、生成し直すより加工で整えたほうが早い場合があります。
まず切り抜きやすい画像を選ぶ
複数枚生成したら、最初に見るべきは表情ではありません。
切り抜きやすさ、足先の有無、手の自然さ、背景との分離、余白です。広告素材として使うなら、顔だけ良い画像より、全体の破綻が少ない画像を選びます。
確認する順番は次の通りです。
| 確認箇所 | 見る内容 |
|---|---|
| 顔 | 表情が自然か |
| 手 | 指の数や形に違和感がないか |
| 足元 | 靴まで見えているか |
| 輪郭 | 背景と分離しやすいか |
| 余白 | 文字を載せる場所があるか |
この確認をせずに広告デザインへ進むと、後で差し戻しになります。
特に手と足は、必ず拡大してください。サムネイルでは気づかない違和感が、広告掲載後に目立つことがあります。
バナーサイズに合わせて配置を調整する
広告は、媒体によってサイズが違います。
人物が画面いっぱいだと、サイズ変更時に切れやすくなります。だから生成時点で余白が必要なんです。
加工するときは、人物を端に寄せ、反対側にコピーを置きます。背景が白すぎて寂しい場合は、淡いグラデーションや薄い図形を足す程度で十分です。背景装飾を増やしすぎると、広告の主張が弱くなります。
全身イラスト生成で失敗したときの修正プロンプト

生成AIでは、1回で完璧な全身イラストが出ないこともあります。
大事なのは、失敗したときに何を直すかです。毎回プロンプトを全部変えると、原因が分からなくなります。足先が切れたなら構図を直す。手が崩れたならポーズを簡単にする。背景がうるさいなら背景指定を弱める。このように、問題ごとに修正します。
焦っているときほど、「もっと高品質に」「もっときれいに」と足したくなります。でも、その指示では問題が解決しないことが多いです。修正すべき箇所を具体的に書きましょう。
足が切れたときの修正プロンプト
足が切れたときは、次のように直します。
「人物を少し小さく配置、頭上と足元に余白、足先と靴まで完全に見える、全身が画面内に収まる、カメラを少し引く、画面端で体が切れない」
この修正では、人物の大きさとカメラ距離を変えています。
「足を描いて」と言うだけでは不十分です。画面内に収めるための余白と引きの構図を指定してください。
手が崩れたときの修正プロンプト
手が崩れた場合は、ポーズを簡単にします。
「両手は自然に下ろす、複雑な手のポーズを避ける、指を強調しない、自然な手の形、手元に小物を持たない」
手に何かを持たせている場合は、まず小物を外して生成してください。
広告素材では、小物より自然さが大切です。どうしても資料やスマホを持たせたい場合は、片手だけにして、もう片方は自然に下ろすほうが安定します。
背景がうるさいときの修正プロンプト
背景がごちゃつく場合は、背景情報を削ります。
「背景はシンプル、装飾を少なく、淡い単色背景、文字を載せやすい、人物の輪郭がはっきり見える、余計な小物を置かない」
広告素材では、背景の完成度より見やすさが重要です。
特に文字を載せる場合は、背景の情報量を減らしてください。背景が物足りないと感じたら、デザイン側で後から薄い図形や帯を足すほうが調整しやすいです。
商用利用で注意するべきポイント

生成AIで作った全身イラストを広告素材に使う場合、商用利用の確認が必要です。
使っている生成AIサービスによって、利用規約、商用利用の可否、権利の扱い、禁止用途が異なります。無料プランと有料プランで条件が違うこともあります。
利用規約と素材管理を必ず確認する
商用利用する前に、使っているAIツールの利用規約を確認してください。
特に見るべきなのは、商用利用できるか、生成物の権利がどう扱われるか、人物やブランドに似せた生成が禁止されていないか、広告利用に制限がないかです。
また、素材管理も大切です。
実在人物や既存キャラクターに寄せすぎない
広告素材では、実在人物や既存キャラクターに似せすぎないようにしてください。
有名人風、特定アニメ風、既存キャラ風などは、権利や肖像の問題につながる可能性があります。特に商用広告では避けたほうが安全です。
広告で使うなら、安心して長く使えるオリジナル素材にすることが大切です。
まとめ|全身イラストはプロンプトで構図・余白・用途まで指定する

生成AIで全身イラストを出すには、「全身」と入れるだけでは足りません。
頭から足先まで画面内に収めること、靴まで見せること、少し引きの構図にすること、上下左右に余白を作ること、背景をシンプルにすること。このあたりを具体的に指定すると、立ち絵や広告素材として使いやすくなります。
まず使いやすい基本プロンプトは、次の形です。
「全身立ち絵、頭から足先まで完全に画面内に収まる、靴まで見える、少し引きの構図、自然な立ち姿、シンプルな背景、切り抜きしやすい、広告素材として使いやすい、左右に余白、明るく親しみやすい表情、高品質イラスト」
広告素材にするなら、さらに「右側に人物、左側に余白」「文字を載せやすい」「背景は淡くシンプル」と入れてください。LPやバナーで使う場合は、画像単体の美しさより、文字やボタンを置いたときの使いやすさが重要です。
最後に、制作時の確認ポイントをまとめます。
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 全身 | 頭から足先まで入っているか |
| 足元 | 靴が切れていないか |
| 手 | 指や手の形に違和感がないか |
| 余白 | 広告文や見出しを載せられるか |
| 背景 | 情報量が多すぎないか |
| 商用利用 | 使用ツールの規約に問題がないか |
生成AIの全身イラストは、うまく作れば立ち絵、広告バナー、LP素材、SNS投稿、資料デザインまで幅広く使えます。
ただし、最初から完成広告を作ろうとすると失敗しやすいです。まずは白背景の全身立ち絵を安定して出す。次にポーズや服装を調整する。最後に広告用の余白や背景を足す。この順番で進めると、素材として使いやすい画像になります。















