スマホゲームを開いた瞬間、5秒どころか30秒近い広告が流れて、閉じるボタンも小さい。やっと消したと思ったら別画面に飛ばされる。電車の中や寝る前にゲームをしているとき、この流れでイライラした経験ありませんか。
しかも最近のゲーム広告は、ただ邪魔なだけではありません。通信量を消費し、スマホを発熱させ、古い端末だと動作まで重くなります。実際、ロロメディア編集部でも「子どもが広告を誤タップして課金ページを開いてしまった」「提出前にちょっとゲームしたら広告が止まらず時間を無駄にした」というケースがありました。
ゲーム広告が大量に表示される原因と消せない理由

「前より広告が増えた気がする」と感じている人は多いでしょう。それ、気のせいではありません。
今のスマホゲームは、アプリ本体を無料にする代わりに広告収益で運営しているケースが非常に多く、ゲーム会社側も“なるべく長く広告を見てもらう設計”にしています。特にステージクリア後や、ミスした直後に広告が出やすいのは、ユーザーが操作を止めているタイミングだからです。
アプリ内広告はスマホ設定だけでは完全に消えない
ここで勘違いされやすいのが、「スマホの設定を変えれば広告がゼロになる」という考え方です。
実際は、広告には2種類あります。
| 広告タイプ | 特徴 |
|---|---|
| ブラウザ広告 | SafariやChrome上で表示 |
| アプリ内広告 | ゲーム内部に組み込まれている |
ブラウザ広告はSafariやChrome側でブロックできます。しかしゲーム広告はアプリ内部に埋め込まれているため、普通の広告ブロックだけでは止まりません。
だからこそ、「どの広告にどの対策をするか」が重要になります。
無料ゲームほど広告依存が強い理由
例えば、完全無料で遊べるパズルゲームを考えてみてください。
ユーザーが100万人いても、全員が課金するわけではありません。実際は数%しか課金しないケースも多く、その不足分を広告収益で補っています。
そのため最近は、
・1プレイごとに広告
・報酬受け取り前に広告
・アプリ起動直後に広告
このような構造が当たり前になっています。
「無料だから広告は仕方ない」と思っていても、実際は過剰表示になっているゲームも少なくありません。
Androidでゲーム広告を減らす設定方法

AndroidはiPhoneより設定自由度が高いため、広告対策もしやすいです。
ただし、設定場所がメーカーごとに少し違います。Samsung、Xiaomi、AQUOSなどで画面表記が異なる場合もありますが、基本の流れは共通しています。
DNS設定で広告通信をブロックする方法
Androidで最も効果が高いのが「プライベートDNS設定」です。
難しく見えるかもしれませんが、実際は1分で終わります。
ゲーム中に広告が何度も表示されるとき、実はスマホは広告サーバーと通信しています。この通信先を遮断すると、広告自体を読み込めなくなるんです。
設定手順はこちらです。
- 設定を開く
- ネットワークとインターネットを開く
- プライベートDNSを選択
- 「プライベートDNSプロバイダのホスト名」を選ぶ
dns.adguard.comを入力
これだけです。
実際、編集部で検証したところ、広告表示頻度がかなり減ったゲームが複数ありました。特に通信型広告に強い効果があります。
ただし、一部ゲームでは「広告視聴で報酬獲得」が使えなくなる場合があります。
Chromeの広告設定を変更する
「ゲームを閉じても広告ページが開く」という人は、Chrome側の設定も確認してください。
特に無料ゲーム系アプリは、外部ブラウザを勝手に開くことがあります。
Android Chromeで変更する場所
Chromeを開き、以下を設定します。
ここを変更するだけでも、突然別ページに飛ばされる症状がかなり減ります。
特に、寝る前にゲームしていて急に広告動画サイトへ飛ばされると、一気にストレスになりますよね。こういう“誤誘導系広告”にはかなり効果があります。
VPN型広告ブロッカーを使う方法
最近かなり増えているのがVPN型広告ブロッカーです。
VPNというと難しく聞こえますが、簡単にいうと「通信の途中で広告だけ止める仕組み」です。
特に有名なのは以下です。
| アプリ名 | 特徴 |
|---|---|
| AdGuard | 日本語対応で初心者向け |
| Blokada | 完全無料で人気 |
| RethinkDNS | 細かく設定可能 |
ただし注意点があります。
無料VPNの中には、逆に通信内容を収集している危険なものもあります。レビュー数だけで選ぶのは危険です。
iPhoneでゲーム広告を減らす設定方法

iPhoneはAndroidより制限が強いため、広告を完全に消すのは難しいです。
ただ、その代わりApple側のセキュリティが強く、危険アプリを入れにくいというメリットがあります。
Safariのコンテンツブロッカーを有効にする
iPhoneでまず最初にやるべきなのはSafari設定です。
ゲーム広告を閉じたあと、Safariが勝手に開くケースありませんか。あれ、かなり不快ですよね。
そんなときは、コンテンツブロッカーを有効化してください。
設定手順
- App Storeで広告ブロッカーを入れる
- 設定
- Safari
- 機能拡張
- コンテンツブロッカーをオン
有名なのは以下です。
| アプリ | 特徴 |
|---|---|
| AdGuard | 動作が軽い |
| 280blocker | 日本製で人気 |
| Brave | ブラウザごと広告対策可能 |
特に280blockerは日本広告への対応が強く、iPhoneユーザーの満足度が高めです。
iPhoneで広告トラッキングを制限する
「広告内容が妙に自分向け」というケース、ありませんか。
昼に調べた商品が、夜のゲーム広告に出てくる。あれは広告トラッキングです。
iPhoneでは以下設定である程度制限できます。
設定変更方法
- 設定
- プライバシーとセキュリティ
- トラッキング
- 「Appからのトラッキング要求を許可」をオフ
一番効果があるのは機内モードというケースもある

実は、最強レベルで単純な方法があります。
それが機内モードです。
オフライン対応ゲームなら、通信を切るだけで広告が出なくなるケースがあります。
機内モードが効くゲームの特徴
特に以下タイプは効果が出やすいです。
・ソリティア
・オフラインパズル
・単機能脳トレ
・買い切り型ゲーム
逆に、ランキング機能やオンライン同期があるゲームはプレイ自体できなくなることがあります。
「広告を消す」というより、「広告通信をそもそもさせない」という考え方ですね。
Wi-Fiだけ切るより機内モードのほうが安定する
意外と知られていませんが、Wi-Fiだけオフにしてもモバイル通信が残っている場合があります。
その状態だと広告は普通に流れます。
なので、
この状態では意味がありません。
完全遮断したいなら、機内モードが確実です。
やってはいけない危険な広告ブロック方法

ここはかなり重要です。
検索すると「広告完全削除APK」「改造版アプリ」などが出てきますが、絶対おすすめしません。
野良APKは情報漏洩リスクが高い
AndroidではAPK(アプリインストールファイル)を外部から入れられます。
ただ、これを悪用した広告ブロックアプリが大量にあります。
特に危険なのは、
・連絡先取得
・位置情報取得
・常時バックグラウンド通信
これを勝手に行うタイプです。
「広告を消したかっただけなのに、スマホ全体が重くなった」というケースもあります。
iPhone脱獄はセキュリティリスクが大きい
iPhoneの“脱獄”という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
Apple制限を解除する方法ですが、今はリスクが大きすぎます。
特に最近は、
・銀行アプリが動かない
・PayPay系決済エラー
・OSアップデート失敗
こうした問題が起きやすいです。
広告を減らすために、スマホ全体の安全性を下げるのは本末転倒でしょう。
ゲーム広告を減らすなら買い切り版も実はコスパがいい

「無料で何とかしたい」と思う気持ち、かなりわかります。
ただ、毎回30秒広告を見るストレスを考えると、数百円の広告削除課金が結果的に一番快適なケースもあります。
毎日遊ぶゲームは広告削除課金の満足度が高い
例えば通勤中に毎日20分プレイするゲーム。
1回広告30秒が10回出れば、1日5分広告を見ています。
1ヶ月なら約150分です。
これ、かなり大きいですよね。
サブスク型広告削除には注意
最近は月額広告削除プランも増えています。
ただし、
・月額480円
・月額980円
これを複数契約すると、気づいたらNetflix並みになります。
広告が異常に多いゲームを避ける判断基準

最後に重要なのが「広告まみれゲームを最初から避けること」です。
最近は、ゲームそのものより広告表示が主目的のようなアプリも増えています。
インストール前にレビューを見るポイント
レビューで見るべきは星数ではありません。
実際に見るべきなのは、
・広告が多すぎる
・1プレイごとに広告
・閉じられない
この記述数です。
特に低評価レビューを3〜5件読むだけで、広告量はかなりわかります。
スクショだけ派手なゲームは注意
広告収益型ゲームは、スクショだけ豪華なケースがあります。
実際に入れると、
・中身が単純
・広告頻度が異常
・操作より広告時間が長い
こんなことも珍しくありません。
編集部でも「パズルかと思ったら、実際は広告再生アプリみたいだった」というケースがありました。
まとめ

ゲーム広告は完全ゼロにできないケースもありますが、設定次第でかなり減らせます。
特に効果が大きいのは、
・AndroidのDNS設定
・iPhoneのコンテンツブロッカー
・機内モード活用
・危険アプリを避ける
この4つです。
そして実際には、「広告を完全消去する」より、「ストレスが少ない環境を作る」ほうが現実的だったりします。















