YMM4で編集が終わったあと、最後に止まりやすいのが「動画出力」です。
プレビューではきれいに見えていたのに、出力したら画質が荒い。YouTubeに上げようとしたら容量が大きすぎる。数十分待って書き出したのに、音ズレや黒画面が出てやり直しになる。こういう場面、投稿前の一番焦るタイミングで起きますよね。
ロロメディア編集部でも、ゆっくり解説系のテスト動画を作ったとき、最初は「とりあえずMP4で出せばいい」と思って出力しました。ところが、文字の輪郭がぼやけて、YouTubeにアップした後の見え方も微妙。結局、解像度・フレームレート・ビットレートの考え方を整理しないと、毎回なんとなく設定を触ることになります。
YMM4は動画出力機能を備えた動画編集ソフトで、公式配布ページでもYMM3の後継として動画出力機能やテンプレート機能などが実装されていると説明されています。
ただ、出力設定は初心者にとって少しわかりにくいです。
ここでは、YMM4で動画を出力する最短手順から、高画質設定、容量を軽くする考え方、出力が重いときの対処まで、実務で迷わないレベルに落として整理します。
YMM4で動画を出力する基本手順

編集が終わって「やっと投稿できる」と思った瞬間に、出力ボタンがどこにあるのか探して止まることがあります。
YMM4では、編集画面で作ったタイムラインを動画ファイルとして書き出す作業が必要です。保存と出力は別物なので、プロジェクトを保存しただけではYouTubeやSNSに投稿できる動画にはなりません。
実務ではここを間違える人が多いです。YMM4のプロジェクトファイルは編集データであり、完成動画ではありません。相手に渡したり投稿したりするには、MP4などの動画形式に出力する必要があります。
ファイルメニューから動画出力を開く
投稿直前に「保存したのに動画ファイルが見つからない」と焦る場合、プロジェクト保存だけで終わっている可能性があります。
YMM4で動画を書き出すときは、上部メニューから動画出力を選びます。環境やバージョンによって表示名が多少異なることはありますが、基本的には「ファイル」からエクスポート、または動画出力に進む流れです。YMM4は更新が継続されており、GitHubのリリースページでも2026年時点で複数の更新版が確認できます。
出力画面が開いたら、まず見るべき場所は「保存先」「ファイル形式」「画面サイズ」「フレームレート」です。いきなり細かいエンコード設定を触る必要はありません。最初に決めるべきなのは、どこに、どんな形式で、どの画質で書き出すかです。
初心者はMP4で出力すれば問題ない
動画形式で迷ったら、基本はMP4を選んでください。
MP4はYouTube、X、Instagram、TikTok、社内共有などで扱いやすい形式です。特別な理由がない限り、YMM4からの完成動画はMP4で十分です。
MOVやAVIのような形式を選べる環境もありますが、容量が大きくなったり、再生環境によって扱いにくくなったりします。編集の中間素材として使うなら別ですが、完成動画として投稿するならMP4が無難でしょう。
| 用途 | おすすめ形式 | 理由 |
|---|---|---|
| YouTube投稿 | MP4 | 互換性が高く扱いやすい |
| SNS投稿 | MP4 | スマホでも再生しやすい |
| クライアント確認 | MP4 | 相手が開きやすい |
| 編集素材として再利用 | 高画質MP4または別形式 | 再圧縮に備えるため |
表で見るとシンプルですが、実務では「相手が再生できるか」がかなり重要です。高画質だけを狙って特殊な形式にすると、確認者から「開けません」と返ってきます。納品や確認用途では、画質より先に互換性を優先したほうが進行が止まりません。
YMM4の高画質出力で最初に確認する設定

動画を出力したあとに「なんか文字がにじむ」と感じる場合、原因はだいたい解像度かビットレートです。
YMM4の動画は、ゆっくり解説やずんだもん動画のように、文字・立ち絵・画像素材が多くなりがちです。実写動画よりも、字幕の輪郭や画像の細部が目立ちます。そのため、画質設定が低いと一気に安っぽく見えてしまいます。
高画質にしたいなら、まずは編集時のプロジェクトサイズと出力サイズを合わせましょう。編集は1920×1080なのに、出力だけ1280×720にすると、画面全体が縮小されて字幕がぼやけます。
YouTube向けなら1920×1080を基本にする
投稿前にプレビューでは問題なかったのに、YouTubeに上げたら字幕が少し潰れて見える。これは解像度が低い状態で出力していると起きやすいです。
横動画なら、基本は1920×1080です。いわゆるフルHDで、YouTubeの通常動画では扱いやすいサイズになります。YMM4の出力設定を紹介する複数の解説でも、YouTube向けではMP4や1920×1080が推奨される設定として扱われています。
ただし、元素材が小さい画像ばかりの場合、出力だけ1920×1080にしても劇的にきれいにはなりません。画質は「素材」「編集サイズ」「出力設定」の3つで決まります。出力設定だけで全部を救えるわけではないですよ。
ショート動画は1080×1920にする
縦動画で投稿するなら、1920×1080ではなく1080×1920です。
ここを間違えると、スマホで見たときに上下や左右に余白が出ます。ショート動画やTikTok用に作っているのに、横動画設定で出力してしまうと、投稿後に「画面が小さい」と感じる仕上がりになります。
YMM4で縦動画を作るなら、編集開始時点で画面サイズを縦にしておくのが理想です。最後の出力だけ縦に変えると、字幕や立ち絵の位置が崩れる可能性があります。出力設定は最後の調整ではなく、編集設計とセットで考えるものです。
YMM4のフレームレートは30fpsと60fpsのどちらを選ぶべきか

動画を出力するときに「fps」という項目で手が止まる人は多いです。
fpsはフレームレートのことで、1秒間に何枚の画像で動画を動かすかを示す数値です。30fpsなら1秒間に30枚、60fpsなら1秒間に60枚の画像で構成されます。
一見すると60fpsのほうが良さそうですが、ゆっくり解説系の動画では必ずしも必要ありません。
会話・解説動画は30fpsで十分きれいに見える
完成間近の動画を見て「もっと高画質にしたい」と思い、なんとなく60fpsに上げるケースがあります。
ただ、立ち絵・字幕・画像中心の動画なら、30fpsで十分です。動きが少ない動画で60fpsにしても、視聴者が感じる差は小さく、出力時間と容量だけが増えます。
ロロメディア編集部でテストしたときも、ゆっくり解説風の動画では30fpsと60fpsの見た目の差より、字幕サイズや画像の解像度のほうが視聴感に影響しました。つまり、fpsを上げる前に、文字の読みやすさと画像素材の品質を確認したほうが効果的です。
ゲーム実況や動きの速い映像は60fpsを検討する
ゲーム実況やアクション映像を使う場合は、60fpsが向いています。
画面の動きが速い動画では、30fpsだとカクついて見えることがあります。特にFPSゲーム、レースゲーム、音楽ゲームのように動きが細かいジャンルでは、60fpsのほうが自然に見えるでしょう。
ただし、60fpsにすると容量が増え、出力にも時間がかかります。10分動画ならまだ問題なくても、30分以上の動画になると待ち時間がかなり変わります。パソコンの性能が低い場合は、編集作業そのものも重くなりやすいです。
| 動画ジャンル | 推奨fps | 判断基準 |
|---|---|---|
| ゆっくり解説 | 30fps | 字幕と静止画中心なら十分 |
| ずんだもん解説 | 30fps | 立ち絵の動きが少ないため |
| ゲーム実況 | 60fps | 動きが速い映像なら有効 |
| ショート動画 | 30fpsまたは60fps | 素材の動きで判断 |
| セミナー動画 | 30fps | 容量優先で問題ない |
迷ったら30fpsで出力し、動きの粗さが気になる動画だけ60fpsにする。これが一番失敗しにくい運用です。
YMM4のビットレート設定で画質と容量を調整する方法

動画を出力したあと、ファイルサイズが大きすぎてアップロードに時間がかかることがあります。
この原因になりやすいのがビットレートです。ビットレートとは、1秒あたりに使うデータ量のことです。数値が高いほど画質は保ちやすくなりますが、容量も大きくなります。
ただし、ビットレートを上げれば必ずきれいになるわけではありません。素材の画質が低い場合や、動きが少ない動画では、必要以上に数値を上げても容量が増えるだけです。
初心者は自動設定から始める
出力画面でビットレートを見た瞬間、「何Mbpsにすればいいの?」と止まるかもしれません。
最初は自動設定で問題ありません。YMM4側の標準設定で出力し、完成動画を確認してから調整するほうが安全です。いきなり細かく触ると、画質が悪くなった原因を特定しづらくなります。
実務では、まず自動で1本出します。その動画を見て、字幕の輪郭、背景画像のざらつき、動きのある場面のブロックノイズを確認しましょう。ブロックノイズとは、映像が四角いモザイクのように崩れて見える現象です。
容量を減らすなら解像度より先にビットレートを見直す
容量を下げたいとき、いきなり解像度を落とす人がいます。
しかし、1920×1080から1280×720に落とすと、字幕の読みやすさが大きく下がります。ゆっくり解説系では文字が主役なので、解像度を下げる判断は最後にしたほうがいいです。
先に見直すべきはビットレートです。特に静止画中心の動画なら、ビットレートを少し下げても見た目の差が出にくい場合があります。逆に、動きの多い動画は下げすぎるとすぐ荒れます。
実務で使いやすいビットレート目安
提出前に「容量が大きすぎてアップロードが終わらない」と焦る場合、ビットレートを見直すだけでかなり改善できます。
目安としては以下です。
| 出力内容 | 解像度 | fps | 映像ビットレートの考え方 |
|---|---|---|---|
| ゆっくり解説 | 1920×1080 | 30fps | 中程度で十分 |
| 画像多めの解説 | 1920×1080 | 30fps | やや高め |
| ゲーム実況 | 1920×1080 | 60fps | 高め |
| 確認用動画 | 1280×720 | 30fps | 低めでも可 |
| ショート動画 | 1080×1920 | 30fps | 中程度から確認 |
この表はあくまで判断軸です。YMM4の設定画面や使用する出力方式によって指定方法が異なる場合があります。大事なのは、投稿用と確認用で同じ設定にしないことです。
社内確認やクライアント確認なら、軽い動画で十分です。完成納品やYouTube投稿用だけ高画質で出しましょう。
YMM4で音声をきれいに出力する設定

映像ばかり気にしていると、出力後に音声で失敗します。
ゆっくり解説や音声合成動画では、声の聞き取りやすさが視聴維持に直結します。画質がきれいでも、音が小さい、こもる、BGMが大きすぎる動画は離脱されやすいです。
動画出力前には、映像設定だけでなく音声設定も確認してください。
音声ビットレートは極端に下げない
容量を削りたいときに音声ビットレートを下げすぎると、声がこもります。
音声ビットレートとは、音の情報量です。低すぎると、音声合成の声がラジオのように圧縮されて聞こえることがあります。YMM4の出力設定に関する解説でも、音声ビットレートの例として192kbpsが紹介されています。
実務では、音声を削って容量を減らすより、映像側で調整したほうが安全です。特に解説動画は「声が聞き取れること」が最優先になります。
BGMと声のバランスは出力前に必ず確認する
編集画面では聞こえていた声が、出力後にBGMに埋もれることがあります。
これはヘッドホンで編集していると気づきにくいです。実際の視聴者はスマホのスピーカーで見ることが多いため、編集環境と視聴環境に差が出ます。
出力前には、BGMを少し小さめにしておくと安全です。特にナレーション系の動画では、BGMは主役ではありません。声を邪魔しない音量にするだけで、視聴しやすさが大きく変わります。
YMM4で容量を軽くする具体的な方法

完成動画を出力したら、容量が1GBを超えていて驚くことがあります。
短い動画なら問題ありませんが、長尺の解説動画ではアップロード時間や保存容量に影響します。チームで共有する場合、容量が大きすぎると相手のダウンロードにも負担がかかります。
容量を軽くしたいときは、画質を犠牲にする前に、用途を分けて考えることが大切です。
確認用と投稿用を分けて出力する
提出前に毎回フル画質で出力していると、確認だけで時間を失います。
たとえば10分の動画をクライアントに確認してもらう段階なら、最高画質は不要です。字幕の内容、構成、誤字、素材の差し替え箇所が確認できれば十分でしょう。
編集部では、確認用は軽め、投稿用は高画質という形で分けます。これだけで作業効率がかなり変わります。
| 用途 | 出力設定の考え方 |
|---|---|
| 自分の確認用 | 低〜中画質で軽くする |
| クライアント確認用 | 文字が読める範囲で容量を抑える |
| YouTube投稿用 | 1920×1080以上を基本にする |
| 保存用 | 後で再利用するなら高画質で残す |
確認用まで高画質にすると、毎回の待ち時間が無駄になります。逆に投稿用を軽くしすぎると、最終品質が落ちます。用途ごとに出力設定を変えるのが、実務では一番効率的です。
動画の不要部分を出力範囲から外す
出力した動画の最後に、無音の黒画面が数秒残っていることがあります。
これはタイムライン上に不要な素材や空白が残っているケースで起きます。投稿してから気づくと、視聴者に「終わったのにまだ続くの?」という違和感を与えます。
出力前には、タイムラインの最後を確認してください。見えない位置に小さな素材が残っていると、動画全体の長さが伸びることもあります。出力範囲を指定できる場合は、必要な範囲だけを書き出すと無駄な容量を減らせます。
YMM4の出力が遅いときに確認するポイント

出力ボタンを押したあと、残り時間が全然減らないと不安になりますよね。
特に締切前や投稿予約の直前に出力が遅いと、編集よりも書き出し待ちのほうがストレスになります。YMM4の出力速度は、パソコン性能、動画の長さ、素材の重さ、エフェクト量、出力設定の影響を受けます。
一つだけ変えれば必ず速くなる、というものではありません。原因を切り分けることが大切です。
画像素材が重すぎると出力に時間がかかる
編集画面で普通に動いていても、出力時に重くなることがあります。
原因の一つが高解像度画像です。たとえば、動画は1920×1080なのに、素材画像が6000px以上ある場合、YMM4側で縮小しながら処理することになります。
見た目には同じサイズでも、内部処理は重くなります。サムネイル用の巨大画像や、スマホで撮った高解像度写真をそのまま大量に入れている場合は注意してください。
エフェクトを重ねすぎると書き出しが遅くなる
出力前に「少しだけ見栄えをよくしよう」と思って、ぼかし、影、拡大縮小、フェード、揺れなどを重ねることがあります。
これ自体は悪くありません。ただし、全字幕・全立ち絵・全画像に重いエフェクトをかけると、出力時間が伸びます。
特に長尺動画では、数秒の演出より全体の安定性を優先したほうがいいです。視聴者は細かいエフェクトより、声の聞きやすさとテンポを見ています。
YMM4で出力エラーが出るときの原因と対処法

出力中にエラーが出ると、どこを直せばいいのかわからなくなります。
一番困るのは、編集画面では普通に再生できるのに、出力だけ失敗するケースです。こうなると「YMM4が壊れた」と感じるかもしれません。
ただ、実務では素材側に原因があることも多いです。
まず保存先とファイル名を見直す
出力直前にエラーが出る場合、保存先に問題があるケースがあります。
たとえば、外付けHDD、同期中のクラウドフォルダ、権限が制限されたフォルダに保存しようとすると、うまく書き出せないことがあります。ファイル名に特殊文字が入っている場合も避けたほうが安全です。
まずはデスクトップや通常の動画フォルダに、短い英数字のファイル名で出力してみてください。これで通るなら、YMM4本体ではなく保存先やファイル名が原因だった可能性があります。
特定の素材で止まる場合は差し替える
出力が毎回同じ場所で止まる場合、その時間帯に置いている素材を疑います。
画像、動画、音声、効果音、字幕、エフェクトのどれかが原因になっている可能性があります。特に、形式が特殊な動画素材や、破損気味の音声ファイルは出力時に問題を起こしやすいです。
対処としては、該当箇所の素材を一度削除して短く出力します。それで成功するなら、その素材を変換し直すか、別素材に差し替えましょう。原因を一つずつ潰すのが早いです。
YMM4でYouTube投稿向けに出力するおすすめ設定

YouTube投稿用なら、迷う設定を減らすことが重要です。
毎回設定に悩むと、動画制作のたびに時間を奪われます。最初に自分用の基準を決めておくと、編集後の作業がかなり楽になります。
ロロメディア編集部でテスト動画を作るなら、まず以下の考え方で出します。
通常の横動画はフルHD・30fps・MP4を基本にする
YouTube向けのゆっくり解説なら、基本はこれで十分です。
形式はMP4、解像度は1920×1080、フレームレートは30fps。ビットレートは自動または中〜高めで確認します。
これで字幕がにじむ場合は、出力設定だけではなく、字幕サイズやフォント、素材解像度も見直しましょう。特に細いフォントは、YouTube側で圧縮されたあとに読みにくくなることがあります。
ショート動画は縦サイズで最初から作る
YouTubeショートに出すなら、編集開始時点で1080×1920にしてください。
横動画をあとから縦に切り抜くと、字幕の位置調整が大変です。立ち絵も見切れやすくなります。
縦動画はスマホで見られる前提なので、文字は大きめ、要素は中央寄せが基本です。出力設定だけ整えても、画面設計が横動画のままだと見づらくなります。
YMM4で出力後に必ず確認するチェック項目

出力が終わると、すぐ投稿したくなります。
でも、ここで確認を飛ばすと、投稿後にミスを見つけて再アップロードすることになります。特にYouTubeは公開後に差し替えがしにくいため、出力後チェックは必須です。
ロロメディア編集部でも、出力後に「最後の字幕だけ残っている」「BGMが一瞬大きい」「冒頭に謎の黒画面が入る」といったミスを見つけたことがあります。編集画面では気づかなくても、完成動画として見ると違和感が出るんです。
最初・中盤・最後だけでも再生する
本当は全編確認が理想です。
ただ、急いでいるときは最低限、冒頭30秒、中盤1分、最後30秒を確認してください。特に最後は重要です。不要な空白や音声切れが見つかりやすい場所だからです。
確認するときは、編集ソフト上ではなく、出力したMP4を動画プレイヤーで再生します。視聴者と同じ状態で見ることが大事です。
スマホでも一度確認する
PCではきれいでも、スマホで見ると文字が小さいことがあります。
特にゆっくり解説やずんだもん動画は、字幕が多いです。PC画面では読めても、スマホで読むには小さすぎる場合があります。
投稿前にスマホへ送って確認するだけで、視聴者目線に近づけます。音量もスマホスピーカーで確認しましょう。BGMが強すぎる動画は、スマホだとさらに聞き取りづらくなります。
YMM4の出力を効率化する運用ルール

毎回同じ作業で迷っているなら、設定ではなく運用を変えたほうが早いです。
動画制作で時間がかかる人ほど、出力設定を毎回ゼロから考えています。これはかなりもったいないです。
一度、自分用の出力ルールを作ると、作業が安定します。
投稿用・確認用・保存用の3パターンを決める
出力設定は、1種類だけでは足りません。
確認用は軽く、投稿用はきれいに、保存用は後で再利用できるように残す。この3つに分けると、無駄な出力が減ります。
たとえば、確認用は軽めのMP4、投稿用はフルHD、保存用は高画質。このように分けておけば、用途ごとに迷わず書き出せます。
ファイル名に日付と用途を入れる
出力後に「どれが最新版?」と迷うことがあります。
特に修正が多い案件では、final、final2、最終、最終修正版のようなファイルが増えがちです。これ、チーム制作ではかなり危険です。
おすすめは、日付・動画名・用途をファイル名に入れることです。
例としては「20260508_YMM4出力解説_投稿用.mp4」のような形です。これなら後から見ても判断できます。クライアント確認用なら「確認用」、YouTubeに上げる完成版なら「投稿用」と入れておくと混乱しません。
YMM4で動画を出力するときによくある質問

YMM4で出力した動画が重いのはなぜですか
主な原因は、解像度、fps、ビットレート、動画の長さです。
特に60fpsや高ビットレートで出力すると、容量は大きくなります。ゆっくり解説のような動きの少ない動画なら、30fpsにしてビットレートを調整するだけで軽くなることがあります。
容量を減らすときは、まず確認用と投稿用を分けましょう。投稿用まで軽くしすぎると、字幕や画像が荒れます。
YMM4で高画質に出力するには何を変えればいいですか
最初に見るべきなのは、解像度です。
横動画なら1920×1080、縦動画なら1080×1920を基本にします。そのうえで、ビットレートを下げすぎないことが重要です。
ただし、元画像が粗い場合は、出力設定を上げても限界があります。高画質にしたいなら、編集前の素材選びも含めて見直す必要があります。
YMM4の出力が途中で止まるときはどうすればいいですか
まず保存先を変えてください。
デスクトップなど、権限や同期の影響を受けにくい場所に短いファイル名で出力します。それでも止まる場合は、止まる時間帯の素材を確認しましょう。
毎回同じ場所で止まるなら、その付近の画像・動画・音声・エフェクトが原因になっている可能性があります。一度その素材を外して短く出力すると、原因を切り分けやすいです。
YouTubeに上げるなら30fpsと60fpsのどちらがいいですか
ゆっくり解説や会話中心なら30fpsで十分です。
ゲーム実況や動きの速い映像なら60fpsを検討してください。ただし、60fpsは容量も出力時間も増えます。
動画の主役が字幕と音声なら、fpsよりも字幕の読みやすさと音声バランスを優先したほうが視聴者には伝わります。
まとめ|YMM4の動画出力は用途別に設定を決めると迷わない

YMM4で動画を出力するときは、最初から完璧な設定を探すより、用途に合わせて基準を決めることが大切です。
YouTube向けの横動画なら、MP4、1920×1080、30fpsを基本にします。ショート動画なら1080×1920で、編集開始時点から縦画面にしておくほうが安全です。
容量を軽くしたいなら、いきなり解像度を落とすのではなく、確認用と投稿用を分けてください。ビットレートを調整し、不要な出力範囲を削るだけでも、かなり効率化できます。
出力が遅いときは、素材の重さ、エフェクトの量、保存先、ファイル名を確認しましょう。特定の場所で止まるなら、その付近の素材を疑うのが近道です。
動画出力は、編集の最後にある単なる作業ではありません。
ここで失敗すると、投稿直前にやり直しになります。
だからこそ、YMM4では「投稿用」「確認用」「保存用」の3パターンを作り、毎回同じ基準で出力するのがおすすめです。設定で迷う時間が減れば、編集そのものに集中できますよ。















